どんな職業でも人間関係の悩みはありますが、介護職の人間関係の悩みを大別すると職員同士の人間関係の悩みと利用者との間の人間関係の悩みになります。
介護職同士はもちろんのこと、看護職員やケアマネージャーなど他職種の人とのコミュニケーションも必要です。現場未経験の他職種からの転職組の上司がベテランの介護職と対立し、上司と先輩の間に挟まれてしまうようなケースもあります。
介護の現場は年齢よりも経験が重視される傾向にあるため、20歳以上年下の上司からの横柄な態度に悩む人もいます。
絶対的な解決策はありませんが、他のスタッフや上司に相談することで解決することもあります。誰かに話すだけでも、ストレスの発散になるかもしれません。仕事と割り切って、プライベートを充実させるのも1つの解決方法です。
どうしても辛いときは、転職する方法も検討してみましょう。

介護職が、特定の利用者から敬遠されるケースもあります。人間関係にはもともとの相性もあるので、どちらが悪いとは一概にいえません。
利用者から理由が聞ければ、意識することで改善できるケースもあります。介護する人とされる人の間には無自覚な上下関係ができている場合もあるので、相手が不機嫌になったときにメモをとっておいたり自分の行動について他のスタッフの意見を聞いたりして、客観的に自分の言動を確認すると関係改善の手がかりになります。
どうしても関係の改善ができないときは、無理に歩み寄ろうとせず適切な距離をとって相手に接しましょう。